心と体

2010年6月 9日 (水)

クロスカントリースキーヤーの心房細動

Medical Tribuneという雑誌が配布されるのだけれど、いろいろな分野のよもやま話みたいな記事が取り上げられます。その中のひとつです。

医学雑誌は、言ったもん勝ちのところがあり、書いてあるものが正しいと言うわけではなく、その後反論されたりの議論を経て認められるものです。だからここに書いてあるのは、そういうことを言う人もいる、というレベルの話です。

1932年から開催されるノルウエーのスキーマラソン大会に参加した選手で、各種のクロスカントリー大会の上位25%の成績のものを1976年から78人を、1981年、2004-2006年に安静時、運動時の心電図をとったところ、30年後の発作性心房細動が13人(調査終了時平均58歳、トレーニング期間36年間)にあり、一般よりも高率であったというものだ。徐脈と左室肥大はリスクになるという。

しかしながら、なる人と、ならない人がいる理由は分からないし、途中でトレーニングを落とせばよいのかも分からないとのこと。結局、だからどうすればよいのかは教えてくれない。発作が起きたら落ち着くまでトレーニングを落とすことは提案されている。
プロサッカーの選手は突然死予防のために、かなり厳しい心臓健康診断をするとのこと。
職場、地域の健康診断の心電図検査記録はバカにしちゃいけない。受けることと記録を保存することだ。

High prevalence of atrial fibrillation in long-term endurance cross-country skiers: echocardiographic findings and possible predictors – a 28–30 years follow-up study Jostein Grimsmo et al.
European Journal of Cardiovascular Prevention & Rehabilitation.
 Vol 17, 1, P 100-105 (2010)

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